10月27日(金)、2023年度華鐘コンサルタントグループ月次オンライン実務セミナー(10月度)を開催しました。今回のセミナーは、上海華鐘信息管理諮詢有限公司(略称：SHIS)の副総経理周倩が講師として「中国における個人情報越境に関する実務対応について」をテーマに解説しました。

冒頭では、SHIS董事・総経理の古林将一がご挨拶させて頂き、「デジタル情報時代の到来に伴い、個人情報保護も益々重視され、今日の淘宝、抖音などのプラットフォームは全てビッグデータ分析に基づき、ユーザーにその嗜好に合う製品とサービスをプッシュして宣伝の役割を果たしているが、大量の個人情報に係わることは避けられない。『個人情報保護法』『個人情報越境標準契約弁法』などの実施に伴い、日系企業も中国市場での業務推進過程において速やかに対応し、コンプライアンスに則った経営と発展を図る必要がある」と述べました。

セミナーでは、周倩講師が「世界のデータセキュリティ法」、「中国のデータセキュリティ法」、「個人情報越境時の要件とその対応法」、「実務上の注意点と事例分析」、「データ越境流動の規範化と促進に関する規定(意見募集稿)」などの分野から解説。詳細な表やフローの仕訳を結合させ、系統的に企業のデータセキュリティ及び個人情報保護と越境提供面における実施すべき準備や対応について紹介しました。またSHIS自身を通じてネット通信部門に提出した「個人情報越境標準契約書」の届出過程において得られた政府のフィードバックなどの情報を、具体的な事例を挙げて解説しました。

補足・質疑応答のパートでは、SHISの古林将一総経理らが「小規模BtoB企業の個人情報関連規定と操作マニュアル制定の必要性、展示会名刺などの情報に対する対応」など、約20件の個人情報や企業の応対に関連する質問に対し回答させて頂きました。会員企業の皆様におかれましては、関連のご質問がある場合、会員部担当又は次のメールアドレス：shcs@shcs.com.cnまでお問合せ頂ければ幸いです。

この誌面を借りて、月次オンライン実務セミナー(10月度)をご視聴頂いた皆様に、改めて御礼申し上げます。当日ご視聴頂けなかった方や、もう一度視聴したいといった方のために、以下のリンクを用意いたしましたので、ご利用頂ければ幸いです。また当日の資料についても、以下のリンクよりダウンロードすることが可能ですので、ぜひご活用ください。

https://www.shcs.com.cn/zl/231027.html